プラセンタのバストアップ効果

注射器

プラセンタとは、「胎盤」のことです。バストアップクリームには、胎盤から取り出した「プラセンタエキス」が使われるものが多いですが、プラセンタにはどのような効果・効能があるのでしょうか。

プラセンタとは?

プラセンタは胎盤のことで、母親が赤ちゃんを育てるために、とても重要な働きをするものです。

人間以外の哺乳動物は、赤ちゃんが生まれると自分の胎盤を食べる本能があります。胎盤は赤ちゃんと母親の体の栄養の通り道なので、たくさんの栄養素が溜まっています。

子供を産んだ哺乳動物は自分の胎盤を食べることで、胎盤に溜まった栄養素を体に取り込み、出産で消耗した体力をすばやく回復させる力があるとされています。

プラセンタについて研究が進むにつれて、母乳の分泌をうながすなど、ホルモンバランスを整える効果があることも分かってきました。そのため、プラセンタ(胎盤)から取り出したエキスが、医療や美容の現場で注目を集めているのです。

プラセンタがバストアップに効くのはなぜ?

女性の上半身のイラスト

女性が思春期に入ると、女性ホルモンの分泌が盛んになり、バストが膨らみ始めます。また、妊娠中にバストが大きくなることは多くの女性が経験していることではないでしょうか?

バストが大きくなるのは、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が増えた時です。つまり、エストロゲンが多いほど、バストは大きくなりやすいのです。

プラセンタには女性ホルモンの量を調整してくれる働きがあり、女性ホルモンの分泌が少ない場合には、その分泌を促してくれるという作用があります。

ホルモンという、もともとある体のしくみを活用した方法なので、豊胸手術に抵抗がある人は、プラセンタが入っているサプリメントやバストアップクリーム、プラセンタ注射などをして、バストアップに励む女性もいるようです。

プラセンタの成分

ビーカーとスポイトとびんのイラスト

プラセンタがバストアップクリームによく使われる理由は、ホルモンの分泌のほかに様々な作用のある成分が含まれているからです。特に、バストアップクリームは毎日肌に塗るものというだけあって、肌の健康を保つという観点からみても、プラセンタは優れているようです。

プラセンタから取り出される「プラセンタエキス」には、タンパク質(アミノ酸)、脂質、糖質をはじめ、ビタミン、酵素、ミネラルなど、豊富な栄養素がたっぷりと含まれています。

脂質・糖質を摂り過ぎると、肥満の元になってしまいますが、バストに脂肪をつける元にもなるものなので、不足すると十分にバストアップできない可能性があります。タンパク質は、アミノ酸に分解されて、肌の新陳代謝をサポートしてくれます。

ビタミンやミネラル、酵素といった栄養素は、体のいろいろな調子を整えてくれますが、注目すべきは老化や肌のシワ、たるみの原因となる「活性酸素」が増えすぎないようにするのを助けてくれる働きです。活性酸素は免疫力を保つために必要なものですが、増えすぎてしまっても体によくないので、プラセンタに含まれるような「抗酸化作用」を持った栄養素が必要になってきます。

「成長因子」というものが含まれているのも、プラセンタの特徴です。成長因子とは、ある決まった細胞の増殖を促す物質のことです。プラセンタには、皮膚の細胞を増殖させる成長因子が豊富に含まれているので、肌の傷みが回復しやすくなるという効果が期待できます。

プラセンタ注射でのバストアップについて

豊胸手術より手軽な育乳方法として、プラセンタ注射によるバストアップもあります。

プラセンタ注射の費用は、病院によって違いはありますが、平均だと1回1000~2000円だと言われています。確かに1回数万円かかる豊胸手術と比べると一見手軽そうですが、一度の注射ではほとんどバストアップしないため、本格的に胸を大きくしようと思えば10回以上は通院して注射を打たなければなりません。

プラセンタ注射はもともと更年期障害や肝臓病、乳汁分泌不全(母乳が出にくい状態)の治療で使われてきました。注射の本来の目的は「ホルモンバランスを整える」ことなので、一度に大量に注射しても、ホルモンバランスが崩れてしまうだけで、バストアップ効果は見込めないのです。

実際に、上記のような病気の治療でプラセンタ注射を使う場合は健康保険による割引を受けることができますが、バストアップ目的の場合は全額自己負担となります。

ぷらせんた注射は美容クリニックや産婦人科で受けることができ、美容クリニックの場合は健康保険が適用されない場合がほとんどのため、はじめから料金が決まっていることが多いようです。

プラセンタの副作用や安全性は?

胸を抑える女性

実際に商品として使われているプラセンタは、「ヒトプラセンタ」、「ブタ・ウマプラセンタ」が代表的ですが、ヒトプラセンタは医療機関でしか使うことが認められていません。そのため一般的な美容グッズやサプリメントに使われているのはブタプラセンタやウマプラセンタから抽出されたエキスです。

安全性の基準としては、「SPFプラセンタ」という基準があります。SPFとは、豚が感染しやすい病原菌の侵入を防ぐ高度な管理技術のことです。最近では消費者の品質に対する目が厳しくなっているので、メーカーもSPFの基準で育てられたブタのプラセンタを使うことが多くなっています。

こうした安全性の基準は、今後もより厳しくなっていくと思われるので、プラセンタの安全性は高いと言ってもいいでしょう。