コラーゲンの美肌効果

バストアップクリームに多く使われることの多いコラーゲン。効果があるかどうか賛否両論ある栄養素ですが、どんな成分なのでしょうか?

そもそもコラーゲンとは?

コラーゲンと言葉では聞きますが、実際どんなものか直接目で見ることは少ないですよね。コラーゲンって何?と効かれて答えられる人は、おそらくそんなに多くないでしょう。

コラーゲンを一言で言うと、たんぱく質の1種です。人間の体は、約60~70%が水でできていると言われていますが、次に多いのがたんぱく質で、その量は体の20%を占めています。

たんぱく質はプロテインともよばれますが、「炭水化物」や「脂質」と並んで三大栄養素とも呼ばれます。コラーゲンもその中の一つなので、私たちの体に欠かせない栄養素なのです。

コラーゲンが美容に良いと言われているのはなぜ?

コラーゲンの効果については、効果があるという人とないという人で意見が分かれていますが、まずはなぜ効果があると言われているのかを見てみましょう。

皮膚には、体の表面に出ている「表皮」と、その奥にある「真皮」という層があります。真皮の70%がコラーゲンでできていて、網目状に絡み合うように細胞同士をつなげています。

絡み合ったコラーゲンは、スポンジのように肌の保水をしたり、真皮から表皮に栄養を送るための橋渡し役になることで、肌の張りや潤いが保たれているのです。

コラーゲンは肌の他に骨や関節など、体のいたるところで必要とされる栄養素ですが、20代をピークにその量は減ってくると言われています。

年を重ねてくると肌の張りや潤いがなくなってくるのは、コラーゲンが減ってくるのが原因と考えられたので、コラーゲンを摂ると美容にいいと言われることが多いのです。

コラーゲン不足を防ぐために

コラーゲンが人間の体を作る上で欠かせない材料というのは分かったかと思いますが、不足させないためにはどんな方法があるのでしょうか?

コラーゲンが多い食べ物を食べる

コラーゲン不足を防ぐためには、まずはコラーゲンをたくさん含む食べ物を食べるという方法があります。

コラーゲンをたくさん含む食べ物といえば、豚足、うなぎ、フカヒレが代表的です。特にフカヒレには、100gの中に約10gのコラーゲンが含まれていると言われています。

ほとんどの栄養素は多くてもmg単位で表されることを考えると、フカヒレにはいかにコラーゲンが多く含まれているか分かりますね。

美容外科などに相談する

美容外科など、美容の専門家に相談すると、「エレクトロポレーション」や「コラーゲン注入」などを提案されることがあります。

こういった方法は、コラーゲンの効果を感じやすいことが期待できる反面、皮膚だけに急激にコラーゲンを増やすためか、体に分解されやすく定期的なケアが必要なのがデメリットです。

美容クリームやサプリメントを使う

美容外科で行っているように即効性のある方法ではありませんが、サプリメントを飲んだりクリームを塗るという簡単な方法なので、手間がかかりません。

また、コストも数千円と比較的安く済むので、特にバストアップクリームなど新しいタイプのスキンケアクリームは若い人を中心に人気を伸ばしています。

コラーゲンはまだまだ研究が必要

コラーゲンのことについてお話してきましたが、まだまだなんとなく美容にいいというイメージが独り歩きしているという印象です。

実は、コラーゲンを食べ物から摂取しても、そのままコラーゲンが増えるわけではありません。コラーゲンはたんぱく質の1つなので、他のたんぱく質と同じように「アミノ酸」としてしか体に吸収されないのです。

アミノ酸として吸収されたコラーゲンは、全て美肌のための材料となるのではなく、必要に応じて全身の器官を作る材料となるというのが、これまでのコラーゲンについての研究などでわかっていることです。

コラーゲンが本当の意味で美容効果のある成分と言えるには、まだまだ研究が必要な状況です。